浮気の当事者に浮気調査の費用を損害賠償請求するには?

浮気の当事者に浮気調査の費用を損害賠償請求するには?


配偶者に浮気されてしまったとき、証拠を集めるために探偵に浮気調査を依頼する場合ってありますよね。
探偵の費用は数十万円かかることがほとんどです。
その調査費用は、浮気をした当事者(浮気した配偶者や浮気相手)に請求することは可能なのでしょうか?

今回は、浮気調査の費用を浮気の当事者たちに請求することは可能か? について解説していきます。

探偵に浮気調査を依頼する理由とは?

ところで、なぜ浮気が発覚した場合、人は探偵事務所に依頼するのでしょうか?
それは、素人では浮気をしていたという証拠を掴むのはかなり難しいからです。

たとえば、LINEのメッセージなどで、ラブラブなやりとりをスクショできたり、写真フォルダからふたりが頬を寄せている写真を入手できたりすることはあるでしょう。
ですが、裁判となれば、そういった浮気の証拠では弱いと判断されてしまうのです。

裁判で慰謝料が請求できる浮気の証拠というのは、二人の間に肉体関係があったと証明できる証拠のことなのです。

そうなると、もっとも使える証拠というのは、浮気相手の自宅への出入り写真や、ラブホテルへの出入り写真、ということになります。
そういった証拠写真を、顔ばれしている配偶者が撮影するのはほぼ不可能に近いと言えるでしょう。
そういったことで、浮気調査を探偵事務所に依頼することが多いのです。

浮気調査にはどれくらいの費用がかかる?

浮気調査を探偵事務所に依頼するときに気になるのは、調査費用がいくらかかるかでしょう。
浮気の調査費用はその難易度によってかわってきますし、事務所によってもかわってきます。

定額制にしているところもあれば、調査にかかった時間によって金額が決まってくる場合もあります。

たとえば、一時間1万円の調査員が2名で5日間にわたり、5時間調査を継続しておこなったとします。
そうすると

1万円×2名×5日間×5時間=50万円プラス交通費などの諸経費

となります。

ですが、事前に浮気相手が特定できており、浮気する日程なども分かっている場合には、ピンポイントで1日だけ調査を依頼し、その1日で証拠がとれてしまう、というケースもあります。
そうなると、

1万円×2名×1日間×5時間=10万円プラス交通費などの諸経費

となるわけです。

探偵の浮気調査費用を損害賠償請求できる?

いずれにせよ、浮気調査の金額は、数十万円になることが多く、安い金額とは言い難いでしょう。
そう考えると、気になるのは、浮気をした当事者に、この費用を請求することは可能か、ということです。

結論から申し上げると、当事者に浮気調査でかかった費用を請求することは可能です。
ですが、損害賠償として認められるためには、本当に探偵に浮気調査を依頼する必要があったのか、また、請求した浮気調査費用は適正金額か、というふたつの条件を満たしておく必要があります。

本当に探偵に浮気調査を依頼する必要があったのか、というのは、つまり、浮気調査をして、何も証拠が出なかった、という場合は、浮気調査費用を請求することはできない、というわけです。
しっかりと浮気の証拠が撮れており、それが自分で入手することが困難な証拠であると証明できれば、浮気調査の費用は請求できます。

ですが、浮気調査で探偵に支払った金額を全額、浮気をした当事者に支払わせることができるか、はケースバイケースです。
たとえば、法外に高い探偵事務所と契約してしまっていた場合、適正価格にあたる一部の金額しか支払ってもらえない可能性はあるのです。

つまり、全額浮気調査の費用を損害賠償として支払ってほしいと思っている場合には、適正価格の探偵事務所と契約しておく必要があると言えるのです。

浮気の当事者に請求できるのは、浮気調査の費用だけじゃない

浮気の当事者に請求できるのは、探偵事務所に支払った浮気調査の費用だけではありません。弁護士に依頼した場合の費用も請求可能です。

ただ、裁判に仮に勝ったとしても、弁護士に支払った費用を全額請求できるというわけではありません。
基本的には、判決で得た損害賠償金額の10パーセント程度が弁護士費用として、浮気の当事者である配偶者に請求できる金額だとされています。

つまり、判決で、損害賠償金額が200万円と出た場合、10パーセントの20万円を相手に弁護士費用として請求できる可能性があるのです。
ですが、弁護士費用に40万円かかっていた、というケースもありますので、全額を請求できる、という保証はどこにもありません。

裁判に勝ったら、弁護士費用を全額相手方に請求できると勘違いしている人も多いので、このあたりは注意しておく必要があるでしょう。

さいごに

今回は、浮気調査の費用を損害賠償として請求できるかどうか、をご紹介しました。
浮気調査の費用を損害賠償として請求することは、場合によっては可能です。
また、弁護士費用の一部も相手に請求できるケースもあります。詳しいことは、担当の弁護士に事前に確認しておきましょう。

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